小さなオーディ村は、ハボローネからフランシスタウンへ向かって約20km進むと右手に現れる最初の村です。この村は、世界的に高く評価されている「レンツウェ・ラ・オーディ(オーディの岩山)」織物で知られています。地元民に紡糸、染色、機織りを教えたスウェーデン人のウラ・ゴヴェニウスとペデル・ゴヴェニウスにより1973年に協同組合が設立されました。現在では、地元の組合員が全ての織物事業を所有しています。
織物職人は、村の光景や動物、シンプルな模様を表現した、手紡ぎ・手染め・手織りのタペストリー、テーブルクロス、ナプキン、ジャケット、ベッドカバー、クッションカバーなどを作っています。デザインは全てそれぞれの職人によるオリジナルです。ここで生み出されるあらゆる作品は、木の紡車で手紡ぎされ、染色され、屋外で火にくべた大きな鍋で永久的な虫よけ加工が施された新しいウールから作られています。タペストリーを除き、全ての作品が手洗いできます。
タペストリーの多くは、歴史上の出来事などの物語を表現しているため、美しい芸術作品であるだけでなく、重要な過去の記録でもあります。
営業時間内に訪問すれば、職人が色鮮やかな作品を織っているところを見ることができます。また売店で作品を買い求めることも可能です。