モコロディは、野生動物の保護と環境教育に尽力しているモコロディ野生動物基金が運営する民間の保護区です。ハボローネからわずか南西10kmのところに位置するこの公園は、3000ヘクタールの自然保護区として1994年の中頃に設立されました。
設立後の数年間は、野生動物を集めるための運動が行われ、シロサイやチーター、マウンテンリードバック、キリン、シマウマ、レッドハーテビースト、クロテン、ゲムズボック、人の手で育てられたゾウの群れをはじめとする、多くの種の野生動物が保護区にやってきました。すでにそこに生息していたクドゥーやインパラ、ハイエナ、ヒョウ、ウォーターバックなどの先住動物にこうした様々な野生動物が加わり、町から車でたった10分の身近なところに、多様で豊かな生態系を有する保護区ができました。
「エレファント・ウォーク」では、ゲストは文字通りゾウと数時間、公園内を散歩することができます。野生動物は人間の存在を怖がらないので、ゾウと歩いていると、公園内の他の動物の近く通ることにもなるというメリットもあります。もちろん十分な注意が必要ですので、必ずガイドの指示に従ってください。
さらなるアドベンチャーを求める方々向けに、モコロディでは、絶滅が危惧されるシロサイを追跡する体験も提供しています。モコロディは、大自然に生きる印象的な野生動物を追跡できる世界でも数少ない場所の一つとなっており、ここでの経験は間違いなく忘れられない思い出となるでしょう。
公園には四輪駆動車用の道がよく整備されています。モコロディレストランと入園ゲートから5kmほどの場所にある、泉を見渡せる丘の中腹にあるシャレー(山小屋風宿泊施設)までは、セダン車でも行くことができます。
週末にかけては、サファリドライブが数多く行われます。日中の暑い時間帯には動物は木陰にこもってしまうため、早朝と夜のドライブが一番楽しめます。夜間のドライブでは、澄み切った星空の下で極上の「ブッシュ・バーベキュー」ディナーを楽しむこともでき、食べている間に地元の村のダンサーたちが、伝統の踊りを披露してくれます。夜間のドライブは、小型のネコ科動物やヤマアラシ、トビウサギをはじめとする、珍しい夜行性の動物を観察するのにも適しています。
保護区内には、泉を見渡せる場所に宿泊客用に自炊設備のあるシャレーが5戸あり、みやげもの店、バー、固有の植物を楽しむことができる植物園もあります。これらの施設は無料ですが、保護区への入園料はかかります。ハボローネ市内のホテルからモコロディ自然保護区へは、送迎サービスを頼むことができます。
モコロディの長期ビジョンは、ワニ園の先の境界線をモコロディの南側にあるライオン公園に接するまで広げていき、一続きの広大な保護地域を作ることです。
【連絡先】
Tel: 311-414
e-mail : mokolodi@info.bw
ウェブ: www.mokolodi.com